ワタツク日記

ワタナベ夫婦がツクル日常。

ビジネスマン必見!転職の思考法

・転職をしたいという方

・今は転職を考えていないけど今後考えている方

・時代の流れが高速に移り変わっている状況に焦りを感じている方

・自分の市場価値を高めたい方

 

転職の有無に関わらず、ビジネスマンは必見の「転職の思考法」を解説していきたいと思います。

 

自分自身は一つの商品であり、その商品を会社がお金を払って買ってくれるというのが経営者と従業員の仕組みになっています。

 

自分という商品の価値を高めるためには、市場価値(マーケットバリュー)を高めていきましょう。

 

転職をする上でとても重要になってくる3つの市場価値からご紹介していきます。

 

 

重要な3つの市場価値

 

①技術資産

 

技術資産とは「専門性」や「経験」が必要となってくる資産です。

 

例えば私であれば「エンジニア」が専門性になり、営業職であれば「営業」、経理職なら「経理」と行ったようにその職種が専門性になります。

 

また経験で言えば、開発の主担当として商品企画から量産まで幅広く携わってきたなど、自分の仕事でどのような業務を行い達成してきたのかが経験となります。

 

技術資産の大切なポイントは、「どこの会社でも通用するスキルがあるか?」という点です。

 

②人的資産

 

人的資産とは「コミュ力」「愛され力(いじられキャラなど)」です。

 

これは技術資産のように明確に数値として現れるものではありませんが、こちらも重要な要素になってきます。

 

この人的資産の大切なポイントは、「今の会社を辞めても自分自身に仕事をお願いしたいと思う人がいるか」です。

 

③業界の生産性

 

業界の生産性とは自分が属している業界の規模が大きいか?急成長しているか?という点です。

 

規模が大きい業界や急成長している業界に属していれば、もしその会社を辞めたとしてもそのスキルを欲している会社は多く、売り手市場になりやすいです。

 

 

それではその3つの重要な市場価値を高める方法をご紹介していきます。

 

市場価値を高める方法

 

①技術資産と②人的資産の場合

 

上司の顔色を伺いながら仕事をする事は、自分の市場価値が上がらない仕事の仕方となります。

 

一方で、マーケット(お客様)を見ながら仕事をする人は、市場価値が上がる人と言われています。

 

お客様や市場全体がどのような困りごとがあるのか?どんな機能を求めているのか?という広い視野で考えて仕事に携われる人はのちに市場価値が高まる人材であると言えます。

 

一方で、マーケット(お客様)を見て仕事をするという事は社内で反感を買いやすいことにもなり兼ねます。

 

マーケットを見て例えば開発をする場合、会社にとって新しい試みとなり、批判する人も確実に出てくるでしょう。

 

そこで社内の顔色ばかり伺うと会社内で都合のいい製品しか生み出すことができません。

 

本当にマーケットが求めているものは何かと考えて生み出して行ける人が会社が変わっても重宝される人であると言えます。

 

言葉で言うのは簡単ですが、これは非常に難しく、ほとんどの人が社内の顔色を見て仕事をしてしまっているのです。

 

お客様の声を聞く事は普段ほとんどありませんが、上司からの指示は毎日のように聞くことになり、どうしても上司(社内)の考え方に影響を受けやすくなってしまうのでこれはやむを得ないと思います。

 

しかし市場価値を高めるためにはマーケットを見て仕事をするんだと言う気持ちを持って、常に意識しながら仕事をしていくのが大切だと言えます。

 

私自身完全に社内にしか目が届いていなかったなと痛感したので、今後マーケットまで視野を広げて考えて行動していきたいと思いました。

 

③業界の生産性の場合

 

今後はどのようにキャリアを積んでいくかと言うとピボット型キャリアを目指していきましょう。

 

・ピボット型キャリア・・・伸びそうな業界に方向転換していくこと

 

良い業界の中でもAランクとSランクの業界があり、その二つがご紹介されています。

 

Aランク・・・成熟した業界(トヨタ、NTTなど)

 

いわゆるエリートコースで大企業勤めの人というイメージです。

 

本書ではSランクをさらにオススメされています。

 

Sランク・・・成長市場(ベンチャー企業

 

成長市場では、一時的に給与は下がる事はあってものちに大きなリターンが期待でき、給与面、スキル面で圧倒的に伸びることができる可能性を持っています。

 

それではそのSランクの企業を見つけるためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

 

ポイント①:その業界でベンチャー企業が多い→うまくいっている業界の可能性が高い

 

ベンチャー企業が多いかどうかを見つける方法は、転職サイトなどで検索をかけて求人数が多いかどうかというのが一つの目安になります。

 

IoTで検索すると検索数が多く、一方でドローンで検索するとあまり出てこないので、IoTは比較的伸び盛りの業界、ドローンは伸びるまでにまだ時間を要する可能性が高いということが示唆されています。

 

必ずしも全て当てはまっているわけではないと思いますが、一つの参考になるのかなと思います。

 

ポイント②:既存業界の非効率をついている

 

→例えば東進ハイスクールは教育業界の非効率をついているいい例になります。

 

教育業界は先生が毎度同じ授業を何度もやるという非効率なやり方を長年続けていますが、東進ハイスクールは有能な先生が練り上げた授業を一度動画にとってそれを何度も配信することで、非常に効率的な仕組みを作り上げています。

 

今後、教育業界・医療業界・士業などはIT化されて効率化されていくのではないかと言われています。

 

 

最後に

 

では最後に人が重視する型についてご紹介します。

 

TODO型

何をするかを重視するタイプ

仕事で達成することややりがいなど人生をかけて成し遂げたいことが明確にある人です。

 

BEING型

どんな状態でありたいかを重視するタイプ

仕事仲間・ワークライフバランス・自分の心に嘘をつかずに仕事をしているなど自分の状態や環境に重きをおく人です。

 

ほとんどの人はBEING型であるそうです。

 

実際私も人生をかけて成し遂げたいことというのはパッと思いつきません。

(趣味のダンスで夫婦二人で賞を取るという目標はありますが仕事ではないので、、笑)

 

なので、天才インフルエンサーを見て自分も何かやりたいことを考えなきゃと思うのではなく自分はBEING型だからこういうことを大切にしようと思うのでいいのです。

 

BEING型の仕事選びの基準2つ

 

①自分のとってちょうどいい仕事か?

 

→緊張と緩和のバランスが取れているかどうかが大事です。

 

ポケモンでもマサラタウンでレベル100のミューツーを持って戦っても面白くないし、一方でレベル5のゼニガメで四天王に挑んでも全然勝てなくて面白くありません。

 

自分が少し頑張ってなんとか倒せる相手が一番面白くてちょうど良いのです。

 

ポケモンはよくできていて、雑魚キャラが出てきたりジムリーダーで強いのが出てきたりして相手のレベルが少しずつ上がっていくので、なんとか倒していくというのが面白いのです。

 

今の仕事を見て緊張が多すぎてもダメだし退屈が多すぎてもダメなのです。

 

ほどよい緊張とほどよいリラックスがあって、なんとか仕事を進めていけるような環境がベストな環境であるということです。

 

また、緊張にもいい緊張と悪い緊張があります。

 

いい緊張:社外に向けられたもの(コンペや得意先との交渉)。一時的なもので継続的

     に緊張がかかるわけでもありません。

悪い緊張:社内に向けられたもの(上司のプレッシャーや過酷な労働環境)。逃げるこ

     とが難しく、継続的になりやすいので要注意。

 

悪い緊張が多ければ仕事を見直すきっかけになるかもしれません。

 

②自分のことを信じられる仕事か?

 

自分の売っている商品が自信を持って売ったり開発したりPRできるような仕事かどうかが大切です。

 

自分がいいと思えない商品の場合、自分の心の中に嘘をつき続けることになり、とても苦しい状況に陥ってしまいます。

 

会社の取り扱う商品や理念は非常に重要であると言えます。

 

ちなみに、TODO型の人間の場合、そのもっと先に成し遂げたいことがあるので、一時的に嘘をついてでも手段を問わず成し遂げようとするのでメンタルが保たれやすいようです。

 

自分の状況をよく考え、自分はどんな業界でどのように働きたいのか、どんなタイプなのか、今後仕事をする上で何を大切にしていくべきなのかが見直せるいい本だったなと思います。

 

私は正直今は転職するつもりはありませんが、これからマーケットを見ながら広い視野で仕事を進めていき、自分にとっていい環境であるのかを常に見極め行こうと思います。

 

同時に、これから伸びる業界は何があるだろうかとリサーチし、チャンスがあれば副業でも転職でも飛びつけるような土台づくりはしておくといいかなと感じました!